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  • 返信用封筒・後納郵便封筒の作成方法や活用方法とメリットを解説!


返信用封筒・後納郵便封筒を活用する事で、送る側、受け取る側双方にメリットがあります。
ここでは、返信用封筒・後納郵便封筒の作成方法や活用方法、メリットをご紹介いたします。

1.返信用封筒作成について

返信用封筒とは、郵便物を送った相手から返信してもらうための封筒です。
郵便物を送った相手が返信する際に住所や宛名を書くとなると、どうしても手間がかかってしまいます。
また、書き間違いが生じる場合があり、正しく返信が届かないという事もあります。
そういったトラブルを防ぐためにも、あらかじめ住所や宛名を印刷した、返信用封筒を同封して郵便物を送付することで、受け取った側に負担をかけることなく、確実に返信してもらえることができます。

返信用封筒は、主にアンケートや申請書類を返信してもらうための封筒として利用する事が多く、大量に作成して郵送します。
その際、封筒1枚1枚に切手を貼るとなると、その作業量とコストは莫大になってしまいます。
そんな時に便利なサービスが、「料金受取人払郵便」です。
料金受取人払郵便とは、郵便料金を受け取った側が料金を支払うというサービスです。
返信用封筒に利用する事で、切手を貼らずにすみ、また返信があった分だけ料金を支払えばいいので、コスト削減にも繋がります。
料金受取人払郵便の作成方法については、こちらのコラムで詳しく掲載しておりますので、ご興味のある方は、ご確認ください。


料金受取人払い封筒を作成する際の料金・申請方法を解説!
https://soumukalabo.7card.jp/knowledge/article.php?a=1000222

返信用封筒の表面には、あらかじめ返信先の住所、郵便番号、会社名(氏名)を印刷しておきます。
印刷する際には下記の点に注意してください。

①会社名(氏名)の最後には「行」を付ける
「行」ではなく「宛」でも問題はないのですが、一般的には「行」を使用します。

②会社名の法人格は(株)(有)と省略せず、「株式会社」「有限会社」などと正式名称で書き、区切りの部分は空ける
例)株式会社 総務課ラボ

③裏面には何も印刷しない
返信用封筒では、一般的にはに裏面には、何も印刷しません。
相手に返信の手間を取らせないよう、送り先の住所を書く事もありますが、大量に送付する場合、この作業は莫大な時間とコストがかかります。
そのため一般的には何も印刷しません。

④切手は貼っておく
先ほど、ご説明させていただいた「料金受取人払郵便」を除き、返信用封筒には切手を貼っておくことがマナーとなります。
大量に送付する場合は、切手を貼らない場合もありますが、返信率を高めるためにも、切手を貼っておくことが望ましいです。
先に切手を貼ってしまうと、返信がなかった分まで切手代がかかってしまいますので、「料金受取人払郵便」を利用する事をおすすめいたします。

2. 後納郵便封筒作成について

後納郵便封筒作成について
後納郵便封筒とは、1ヶ月の間に利用した郵便物の料金を翌月にまとめて支払うことの出来るサービスです。
通常、郵便物を出す場合は、はがきや封書へ1通ずつ切手を貼らなければなければなりませんが、料金後納郵便の場合は切手の代わりに「料金後納郵便」という専用のマークを印字表示することで切手を貼り付けることなく郵送が可能になります。

DMやアンケート、広告郵便物などを毎月50通以上利用している方には下記メリットがあるサービスですので、ぜひ参考にしてみてください。

① 経理作業の効率化
郵便物や荷物の発送にあたっては、「通信費」や「荷造運賃」という項目で経費を計上しなければなりません。
しかし、郵便物の量が多くなるほど経費として処理すべき量も増え、事務処理が煩雑化します。
また、はがきや切手を社内でストックして置く場合には、在庫管理にも手間がかかります。
しかし、料金後納郵便であれば郵便物を差し出す度の経費申請が不要となります。
また、はがきや切手をストックしておく必要もなく、在庫管理の手間も省けます。

②経費削減
料金後納郵便では、配達日数や条件により、下記割引が適用されます。

◆通常と同じ日数で送達する郵便物・荷物 割引率:1%~6%

この際には、「差出事業所名」と「料金後納(別納)郵便」との間に1本のラインが入った後納マークを使用します。
(マークのイメージは右図を参照)

◆3日程度配達日数に余裕を承諾した広告郵便物 割引率:4%~7%

この際には、「差出事業所名」と「料金後納(別納)郵便」との間に2本のラインが入った後納マークを使用します。
(マークのイメージは右図を参照)

◆7日程度配達日数に余裕を承諾した広告郵便物など 割引率:7%~10%

この際には、「差出事業所名」の上に1本のラインと、「差出事業所名」と「料金後納(別納)郵便」との間に2本のラインが入った後納マークを使用します。
(マークのイメージは右図を参照)

※2022年6月現在の情報となります。


割引に関しては、日本郵便のホームページで詳細情報をご確認いただけます。
https://www.post.japanpost.jp/service/discount/kubun_discount.html

上記のように、後納マークにも種類がありますので、ご自身のご状況に応じてマークを使用をしてください。
また、マークのサイズに関しては、円形の表示の場合の大きさは、直径2cm〜3cm、四角形の表示の場合の大きさは、縦・横それぞれ2cm〜3cmとなっております。

表示位置に関しては、和封筒(縦長封筒)の場合は左上に配置し、洋封筒(横長の封筒)の場合は右上となります。
洋封筒(横長)の場合に左上に間違えて配置してしまいがちですが、右上が正しい位置となりますのでご注意ください。

3. 長3封筒の作成料金

封筒の作成料金は、封筒用紙と印刷色で違いがありますので、費用を抑えたい場合は、薄茶色のクラフト封筒に黒1色印刷を選ぶのがおすすめです。

長3封筒について、ネットの印刷業者による価格一例をご紹介します。
(表面のみ印刷、1,000枚の場合 ※記事掲載時点の価格です。変更になることがあります)

A社
・封筒用紙:クラフト 印刷色:1色の場合  6,500円(税込7,150円)
・封筒用紙:カラー 印刷色:フルカラーの場合 13,574円(税込14,931円)

こちらは、注文時にご自身で印刷の内容を文字で入力して作成する方式です。
今使っている封筒と同じレイアウトで作成したい場合は、別途1,708円(税込)が必要です。
1,000円(税別)以上の注文では送料無料となります。

B社
・封筒用紙:クラフト 印刷色:1色の場合  5,750円(税込6,325円)
・封筒用紙:カラー 印刷色:フルカラーの場合 13,600円(税込14,960円)

こちらは、あらかじめ印刷業者が作成した封筒レイアウトを選んで注文する方式です。
同社の別サービスの会員であれば初回のレイアウト作成と注文画面の設定費用が無料になります。
注文金額にかかわらず送料は無料となります。

C社
・封筒用紙:クラフト 印刷色:1色の場合  6,330円(税込6,963円)
・封筒用紙:カラー 印刷色:フルカラーの場合 記事作成時点で対応無し

こちらは、注文日からいつ発送するかによって価格が変動します。
発送日に余裕があるほど作成費用が安くなる設定です。
参考価格は4営業日後発送のものを掲載しました。
こちらも、注文時にご自身で印刷の内容を文字で入力して作成する方式です。
記事作成時点ではカラー封筒にはフルカラー対応をしていないとのことですが、黒1色と特色1色に対応しています。
今使っている封筒と同じレイアウトで作成したい場合は数日のやりとりが必要となり、少部数での印刷対応になるようです。
送料は、1か所の場合は無料、1か所追加ごとに1,518円(税込)が必要になります。

みなさんが会社の長3封筒を作成したい場合の費用の参考になさってください。

4. 角2封筒の作成料金

封筒の作成料金は、封筒用紙と印刷色で違いがあります。同じ用紙でも印刷色が増えると料金は高くなります。
カラーの封筒用紙にフルカラーで印刷をするものは高価格になります。
また、会社のコーポレートカラーが一般的なフルカラー印刷(4色の印刷インキやトナーをかけ合わせて再現する方式)で再現できない「特色」である場合は、対応できない場合があるので事前の確認が必要です。

角2封筒について、ネットの印刷業者による価格一例をご紹介します。
(表面のみ印刷、500枚の場合 ※記事掲載時点の価格です。変更になることがあります)

A社
・封筒用紙:クラフト 印刷色:1色の場合  7,206円(税込7,926円)
・封筒用紙:カラー 印刷色:フルカラーの場合 16,066円(税込17,672円)

こちらは注文時に、ご自身で印刷の内容を文字で入力して作成する方式です。
今ご使用の封筒と同じレイアウトで作成したい場合は、別途1,708円(税込)が必要です。
1,000円(税別)以上の注文では送料無料となります。

B社
・封筒用紙:クラフト 印刷色:1色の場合  6,900円(税込7,590円)
・封筒用紙:カラー 印刷色:フルカラーの場合 13,650円(税込15,015円)

こちらは、あらかじめ印刷業者が作成した封筒レイアウトを選んで注文する方式です。
同社の別サービスの会員であれば初回のレイアウト作成と注文画面の設定費用が無料になります。

C社
・封筒用紙:クラフト 印刷色:1色の場合  7,370円(税込8,107円)
・封筒用紙:カラー 印刷色:フルカラーの場合 記事作成時点で対応無し

こちらは、注文日からいつ発送するかによって価格が変動します。
発送日に余裕があるほど作成費用が安くなる設定です。
参考価格は4営業日後発送のものを掲載しました。
こちらも、注文時にご自身で印刷の内容を文字で入力して作成する方式です。
記事作成時点ではカラー封筒にはフルカラー対応をしていないとのことですが、黒1色と特色1色に対応しています。
送料は、1か所の場合は無料、1か所追加ごとに1,518円(税込)が必要になります。

みなさんが会社の角2封筒を作成したい場合の費用の参考になさってください。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか?
基本的な仕様の封筒について、ネットの印刷業者の料金一例をご紹介しました。
同じサイズの封筒でも、封筒用紙と印刷色によって料金の違いがあり、封かんをしやすくする「糊付き加工」「テープ付き加工」や、内容物が透けにくい「プライバシー加工」などをおこなうと更に料金が変わります。
みなさんの会社での使い方を考え、最適な方法で封筒作成をおこなってください。


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