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  • ビジネスを有利にする、名刺作成で印象に残る効果!3項目で解説
近年、リモートワークの勤務形態の影響で、ビジネスは必ずしも人と直接接触しなくても対応できる時代となってきました。
しかし、初取引を成功させるために、敢えて対面で接触し、自社サービスをアピールする事は、今も変わらず重視されています。
なぜなら、「会社の公式文書である名刺」を直接手渡しする事により、先方に安心感を持ってもらうという、非常に重要な役割を果たすからに他ならないからです。
会社の身分証明書でもある名刺を交換することで、まず互いを信用し、安心してビジネスを始めることができるでしょう。

そこで今回は、更にビジネスを有利にできる「相手の印象に残る名刺の作り方」を、3つの項目に章を分け、紹介していきたいと思います。
これを読み実践していただければ、初対面時の緊張感を名刺が大いにカバーしてくれるでしょう。
総務の名刺担当者の方はぜひ参考にしてください。

1. 書体による印象の効果

名刺は会社の公式文書であるからこそ、書体の情報伝達は大変重要な役割を持ちます。
使用する書体の種類・大きさ・太さ、によって先方が受け取る印象が大きく変わるため、名刺をデザインする際の書体選びは、極めて重要な要因となります。
同じ構成であっても、使用した書体によってイメージが違ってくるのです。
堅実・親しみ・ユニーク、など、会社や個人のブランディングとして、取引相手や顧客にどのような印象付けをしたいか、を考えた上で選定しましょう。

それでは、一般的に使用される代表的な書体である、
「ゴシック体」と「明朝体」、それぞれの特徴やイメージを解説します。

■ ゴシック体

ゴシック体は、横線と縦線の太さが均一なデザインにされているのが特徴です。
線の太さが一定なので、遠くから目にしても視認性が高く読みやすいため、見出しのような強く打ち出したいものや、周囲から際立たせる必要のある、屋外広告や大判のポスターなどに向いています。
欧文フォントにおいては、サンセリフ体という物がこれに相当します。

名刺作成においての印象としては、親しみやすさ・カジュアル・力強さ、といった印象を与えます。
デザイナー、イラストレーター、スタイリストのような職業の方や、企業でもIT企業、アパレル系、外資系などはゴシック体の使用が多い傾向があります。

ただし、太さによって先方に与える印象に変化が生じます。
太めにすると、力強さや安定感を感じさせ、細くすると、あか抜けたモダンな印象を与えます。
それらを意識しておきましょう。


■ 明朝体

明朝体は、横線に対して縦線が太く、横線の右端および曲り角の右肩にうろこ(三角形の山)のある書体全般を総称したもので、もっとも基本的な書体のひとつです。

明朝体という名前は日本特有の言い方です。
文字通り、明王朝の書体という意味です。
この書体は、中国の宋の時代に原型ができ、明の時代に完成したとされています。
通常、文字は筆で書かれていましたが、印刷用として活版に彫刻するために筆文字をもう少し簡単にした文字の開発が必須となり、明朝体が作られました。
欧文フォントでは、セリフ体がイメージの近いものになります。

一般的に、明朝体の方が流麗で優雅、大人びている、そして文字の形を判別しやすいという特徴があります。
それ故に、大きくて太い明朝体もまた、見出しやキャッチフレーズなどに向いているといえます。
また線の強弱があり、文字の形を判別しやすいことから、読んでいてストレスの少ない明朝体は、とても可読性が高い書体です。
小説や、新聞などの長い文章に明朝体が使われているのは、そのためです。
WEBサイトで解像度が低いものの場合には不向きですが、印刷物においては、「読む」ための長い文章には細めの明朝体が向いています。

名刺作成においての明朝体の印象としては、知的、優雅、高級感、大人っぽい、といった印象を相手に与えます。
文字を太くすれば力強さがあらわれ、弁護士、士業など、堅い職業にマッチします。
企業でも、誠実、堅実、伝統、といったイメージを相手に印象付けたいときに、使用されることが多い傾向があります。

「総務課ラボ」のこちらの記事でも書体による印象についてご紹介していますので、ぜひご一読ください。

ガラッと印象が変わる!名刺のフォント(書体)の特徴・選び方とは

2. 色による印象の効果

前述した書体の情報伝達と同様、色という物も、相手に多種多様なイメージを与えます。
色の特徴を把握しておくことで、その心理的効果によって、企業や個人の印象やコンセプトを、上手く伝えることが出来るでしょう。
ここでは、暖色系、寒色系、中性色、無彩色、についてそれぞれご紹介いたします。
人が感じる色の心理的効果を、ビジネス上での印象付けにも活用できるでしょう。

暖色は、視覚的に暖かみのある色をいいます。赤・オレンジ・黄などがこれにあたります。ただし同じ暖色系でも、与えるイメージは色によって異なります。
赤色は「情熱・活力」などのエネルギッシュな印象で、企業ロゴに使用される傾向が高いです。
オレンジは「陽気・暖かい」などの印象から、温かみや明るい雰囲気を、黄色は「成長・エコ・若さ」などの新鮮なイメージを想起させます。
暖色の一般的なイメージは、前向きで積極的、であるため人の目に自然と注目されます。
一番訴求したい箇所に、アクセントとして使うと効果的です。 

寒色は、一般的に冷たく感じる色です。
青や青緑などがこれにあたり、青みが強く明度・彩度の低いものは鎮静色とも呼ばれます。
冷静で落ち着きがあり、かつ知的な印象を与えるため、誠実さや真面目さを想起させてくれます。
冷たく感じる色である反面、ビジネスにおいては「理知的でクール」な印象を残すことができます。

中性色は寒色でも暖色でもない、どちらにも属さない色のことを指します。
緑や紫がこれにあたります。
緑はリラックスできる効果や、緑が持つ自然のイメージから、安心・安全を想起させてくれます。
一方で紫は、上品さや神秘性を印象づける色として効果的です。

無彩色とは白・黒・グレーなどの、色味のない色、モノトーンを指します。
白色は、「正義感や清潔感・純粋」といったクリーンなイメージを想起させてくれます。
黒色は、「威厳や重厚」なイメージのある色です。また、高級感を与えることができます。

「総務課ラボ」のこちらの記事でも色による印象についてご紹介していますので、ぜひお読みください。

名刺作成で知っておきたい、色の選び方! 2つの項目で解説

3. 画像(写真、イラスト、QRコード)による印象の効果

連絡ツールの役割を果たす名刺ですが、渡した相手に印象付けを強くする工夫の一つとして、画像を入れる事をオススメします。
これにより、ユニークさをアピールしたり、商品等のPRをするなど、販促ツールとしての効果も発揮できるでしょう。

それでは写真、イラスト、QRコードに分けてご紹介します。

■ 写真イメージでリアルな印象を与える

自分の顔写真を、会社名・氏名と一緒に記載する事で、相手に覚えてもらい易くなるのが最大のメリットです。
また、まだ会社に入社して間も無いと、商談時に緊張してしまい、伝えたいことを上手くアピールできるのか不安な方も多いでしょう。
そんな時に、笑顔であったり誠実そうな写真を名刺に掲載しておくことで、相手にポジティブな印象を持ってもらえるのです。

また「お客様にもっと自社商品のことを覚えてもらいたい」と考えている方は、実際の商品写真を積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
さらなる印象付けができ、販促PRの効果も図れます。

会社建物の外観や、内覧写真も、自社の事を知ってもらうのにとても効果的でしょう。

■ イラスト画像を入れて温かみのある印象を与える

イラストのメリットは、リアルな写真にくらべ、温かみや親しみのある名刺として演出できます。
例えば写真写りを気にされる方は、代わりに似顔絵にして特徴を表現すると、個性が生まれユニークさも増します。
趣味がピアノであれば、一緒にピアノのイラストも入れることで、先方から話題を振られる可能性もあり、そこから会話がはずみ、和やかな雰囲気から商談を進められることに繋がるでしょう。

■ QRコードをいれる事での自社商材の認知度UPを図る

名刺にQRコードを記載することにより、商談中に直に商品その他を閲覧してもらえる販促ツールとして有効な手段になります。
各社、ブランディングで差別化を図るため、視覚的訴求の活用方法としてデジタルツールを紙の媒体に組み合わせる発想は、先進的な営業を展開している印象を相手に与えられるでしょう。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、ビジネスを有利にする、名刺作成で印象を残す効果!3項目で解説をご紹介いたしました。
書体、色、画像 それぞれの特徴を理解しておくことで自社のブランディングを名刺作成に上手く活用できるでしょう。
そのような名刺は相手に強く印象に残るためビジネスを有利に展開できます。

「総務課ラボ」では、名刺の発注管理のご相談を承っております。
名刺発注の効率化やコスト削減をお考えのご担当者様はお気軽に、お問い合わせください。

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