郵便物を送るときに欠かせないのが封筒ですが、一般的にはSNSや電子メールなどの普及により、手紙などでのやり取りは少なくなりましたが、ビジネスにおいては今でもさまざまシーンで封筒が使用されています。
ここでは、企業が用意しておきたい封筒の種類・サイズや封筒の選び方を紹介していきます。

1. 封筒の分類

封筒には、封入口が短い辺の方にある「和封筒」と長い辺の方にある「洋封筒」があります。
さらに、封筒の縦幅の長さと横幅の長さの比率によって大きく3種類に分けられます。
縦幅の長さが横幅の倍以上の封筒を「長形封筒」と言い、さらに長形封筒よりも横幅が長い封筒を「角形封筒」、角型封筒よりもさらに横幅が長く、縦幅より横幅の方が長い封筒を「洋封筒」といいます。
おおよそ封筒はこの3種類に分類され、それぞれいくつかのサイズがあり、種類によって使用される用途が異なります。

2. 企業でよく使われる封筒のサイズと用途

企業でよく使われる封筒のサイズと用途
①長形封筒:ビジネスシーンに必須な一般的な封筒

長形封筒の代表的なものは、A4サイズの用紙を3つ折りにして入れられる長形3号封筒です。
サイズは120?235mmとなっており、多くの企業で使用されている一般的な封筒です。
用途としては、折り曲げても差し支えない請求書、納品書、注文書、領収書などの封入に使われることが一般的です。
また郵便規格としては定形郵便となります。

その他の代表的な長形封筒のサイズと用途は下記になります。

・長形4号封筒 
サイズ:90×205㎜ 用途:B5横三つ折り用紙の封入(伝票や書類L判写真などの封入)
郵便規格:定形郵便

・長形40号封筒
サイズ:90×225㎜ 用途:B5横三つ折り用紙の封入(紙幣や名刺などの封入)
郵便規格:定形郵便


②角形封筒:書類やパンフレットが折らずにそのまま封入できる封筒

角形封筒の代表的なものは、A4サイズの用紙を折らずにそのまま封入できる角形2号封筒です。
サイズは240?332mmとなっており、こちらも多くの企業で使用されています。
用途としては、契約書やパンフレット、冊子などの封入に使われることが一般的です。
また、郵便規格としては定形外規格内となります。

その他代表的な角形封筒のサイズと用途は下記になります。

・角形1号封筒
サイズ:270×382㎜ 用途:B4用紙を折らずに封入(雑誌やパンフレットなどの封入)
郵便規格:定形外規格外

・角形3号封筒
サイズ:216×277㎜ 用途:B5用紙を折らずに封入(雑誌や証券などの封入)
郵便規格:定形外規格内

・角形0号封筒
サイズ:287×382㎜ 用途: B4用紙を折らずに封入(楽譜やグラフ誌などの封入)
郵便規格:定形外規格外


③洋形封筒:手紙や招待状などの送付に最適な封筒

洋形封筒の代表的なものは、A4三つ折り用紙が入り、招待状や案内状の封入に使われる洋形3号封筒です。
サイズは235×120㎜となっておりイベントの招待状や案内状などで利用されています。
海外ではこの洋封筒が一般的な封筒の形になります。
また郵便規格としては定形郵便となります。

その他代表的な洋形封筒のサイズと用途は下記になります。

・洋形4号封筒
サイズ:205×90㎜ 用途: B5横三つ折り用紙の封入(L判写真などの封入)
郵便規格:定形郵便

・洋形1号封筒
サイズ:176×120㎜ 用途:A6・A5二つ折り用紙の封入(招待状、案内状などの封入)
郵便規格:定形郵便


④窓封筒:請求書や納品書などの送付に最適な封筒

窓封筒の代表的なものは、A4サイズの用紙を3つ折りにして入れられる長形3号窓付封筒です。サイズは120×235mm 窓のサイズは45×90㎜、窓の位置は左から24mm上から12mmが一般的です。納品書や請求書など定期的に郵送するものに利用されています。
郵便規格としては定形郵便となります。
その他の代表的な窓封筒のサイズと用途は下記になります。

・洋形3号窓付封筒
サイズ:120×235mm 窓サイズ:45×90㎜、窓の位置は左から24mm上から12mm
用途:A4サイズの用紙を3つ折り用紙の封入(請求書やDMなどの封入)
郵便規格:定形郵便

・角形20号窓付封筒
サイズ:229×3245mm 窓サイズ:100×50mm、窓の位置は左から20mm上から29mm
用途:A4サイズの用紙の封入(カタログや会社案内などの封入)
郵便規格:定形外規格内

3. 糊付け作業を軽減する加工について

封筒は必ず封緘しなければなりません。
一度に多くの封筒を封緘する場合、ひとつひとつに糊を付けて封緘していくとなると多くの労力がかかります。
この労力を軽減してくれるのが口糊加工です。
口糊加工とは、封筒の蓋の部分や胴(本体)部分に予め糊やテープを付けておくことを言います。
この加工にもいくつか種類がありますので、それぞれ特性などを見て最適なものを選び作業を軽減するのもいいでしょう。


①両面テープ加工(封筒メーカーでの名称:テープスチック、エルコンなど)
封筒の蓋に両面テープを貼り付けたものです。
両面テープについている剥離紙を剥がして封緘します。
剥離紙を蓋よりもはみ出して加工する「耳だし加工」をすると、剥離紙を?がしやすくなります。
両面テープを使用しますので、粘着も強力で長期保存にも適しています。


②クイック加工(封筒メーカーでの名称:ハイシール、テープタックなど)
封筒の胴部分に糊加工をして、その上に剥離紙を被せたものです。
剥離紙を剥がして封緘します。
剥離紙が糊部分よりも大きくなるため、剥がしやすいという特性があります。
また、剥離紙が糊部分を覆っているため比較的長期保存に適しています。


③アドヘア加工(封筒メーカーでの名称:アドヘヤ、スチックなど)
蓋と胴体の封入口部分の両方にゴム系の接着剤を塗って乾燥させたものです。
蓋を折り曲げ胴体の糊と合わせて押さえることで接着します。
剥離紙を被せませんので、剥がす手間がありません。
但し接着加工部分が乾燥していきますので、長期保存には適しません。
また、封筒を上から押さえつけてしまうと、封筒同士がくっついてしまうこともあります。この加工に関しては、短時間で大量の封緘物がある時に使用することをおすすめします。


④アラビア加工(封筒メーカーでの名称:アラビア、水糊)
蓋部分に水糊を塗って乾燥させたものです。
封緘時には水糊部分に水を付けて封緘します。
糊加工部分が乾燥していますので、アドヘア加工と違い封筒同士がくっついてしまうことはありません。
この加工は主に洋封筒に使用される加工で、長期保存にも適しています。

4. まとめ

このように、色々な種類がある封筒ですが、色合いや形状で受け取った時の印象が大きく変わるので、用途に沿って適したものを選ぶことが大切です。
封筒を作成する際には、何を封入するのか?利用頻度はどのくらいか?などを良く検討してから選んでいくと間違いはありません。
総務課ラボでも封筒作成のお手伝いをしていますので、ぜひともご相談ください。


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