ここまで、製造業についての基本的な情報を解説してきました。
では、製造業の方が名刺を作る上では何がポイントとなるのでしょうか?
絶対に押さえていただきたいポイントを4つお伝えします。
①名刺に記載する基本的な項目
製造業の名刺の中には、下記の11の情報や項目は入れておきましょう。
・会社名or事業所名
・会社のロゴ
・氏名
・所属している部署
・役職名や肩書き
・資格名
・電話番号orFAX番号
・携帯電話
・会社や事業所の住所
・メールアドレス
・会社URL
名刺は、連絡ツールですので「先方がどのような情報を知りたいのか?」という事を配慮して名刺作成するのがポイントです。
「総務課ラボ」豆知識でも「名刺に記載する情報」についてご紹介しています。
名刺に必ず載せるべき情報とは?名刺の内容についてご紹介!
②自社の製造内容に関連するイラストを挿入する
名刺デザインに自社の製造内容に関連するイラストを挿入する事で名刺交換した相手にユニークな印象を与え、そのあと名刺ファイルに保管しても目立つので、探しやすく視覚的にアピールできるしょう。
このようにブランディングの一翼を担うメリットもあります。
③会社が保有しているISO認証マークを名刺に挿入する
ISO認証とは国際的な認証であり、認証を受けたシステムや製品は、世界で通用するものとして認められたことになります。すると当然、認証を受けた製品やシステムの評価は上がり、それらを扱う企業の信頼性も高まります。
ISO認証の取得は自社サイトや広告媒体などでも明言できるので、ISO認証の取得が消費者の選択の決め手になり得る事もあるでしょう。
企業や製品、システムの価値上昇は、ISO認証取得における大きなメリットです。
それゆえに、会社が保有しているISO認証マークをを名刺に記載して、アピールする事は信頼性を高めることになるでしょう。
ただし、91mm×55mmという限られたスペースで、会社基本情報も記載するため、バランスや大きさを考慮してレイアウトする事が大切になりますので、印刷会社と相談しアドバイスしてもらう事をおすすめします。
④裏面を活用する
名刺は表面だけでなく、裏面に情報を記載することも大切です。
ここでは裏面を活かして製造業をアピールできる内容をご紹介します。
ⅰ営業品目
自社の営業品目を記載することにより、連絡ツールである名刺が販促ツールの役割を果たします。
これにより名刺交換した相手が、ホームページを検索せずとも簡単に、どんな品々を取り扱っている企業なのか把握でき、新たな契約に繋がっていく可能性も出てきます。
ⅱ英語表記
先述したように「モノづくり大国」と呼ばれる製造業は、日本の経済の中心とも言える産業です。
それゆえにグローバル企業も多く、また今後海外でもビジネスを展開したいと考えている企業も多いことでしょう。
英語はビジネスにおける国際語である、とよく言われているように、裏面に英語表記を記載しておくことによって、海外企業と名刺交換する際に役立つことになります。
ⅲ自社の製品づくりのモットー
自社の製品づくりのモットーを裏面に掲載することにより、名刺交換した相手に、競合他社との比較という観点でも訴求できるでしょう。
また創業何年・周年なども入れることによって、安心感・信頼感を与えます。
ブランディング効果も含めて、製品づくりに対するより熱い想いを伝えられることによって、商談成立に繋がることもあり得るでしょう。
ⅳ事業所(工場)一覧
事業所(工場)がある場合、それらを記載しておくことで、従業員数と同様に
会社規模感を把握してもらえる効果があり相手に安心感・信頼感を与えます。
事業所(工場)一覧を文字表記のみで記載する方法以外に、地図を使い、その中に事業所(工場)をポイントマークで記す方法にすると、オシャレな感じを演出できます。
その様なデザインをご希望の場合は、印刷会社やデザイン会社に相談してみましょう。
「総務課ラボ」豆知識でも「名刺裏面の有効活用」についてご紹介しています。
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