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  • 単なる自己紹介で終わらない!製造業の名刺作成のポイント4選!


みなさんは、ご自身の会社の名刺や、お客様から受け取った名刺を、業種という観点で気にされた事はございますか?
会社の顔である名刺を、交換した相手に印象に残るようにする事で、ビジネスで多大な影響を及ぼす事になる得る可能性があります。

今回は製造業の名刺に焦点をあて、名刺作成でおすすめの4つのポイントをご紹介いたします。
今後の名刺作成や、名刺をビジネスに役立てたいと思っている方は必見の内容です。

1.はじめに 製造業とは

みなさんは製造業という業界について、どんなイメージを持っているでしょうか?

「モノづくり大国」と呼ばれる日本を、古くから支えている業界のように製造業は呼称こそ広く認知されていますが、業界内容については詳しくない人が多いかと思います。
ここでは名刺作成ポイントをご紹介する前に、そもそも製造業とは、どのような業種かを解説します。

業種別の企業数で製造業は第4位(※1)です。
ちなみに1位:卸売業・小売業 2位:宿泊業・飲食サービス業 3位:建設業です。
<※1 参照元:経済センサス 活動調査 2016年>

製造業の定義(※2)は以下の通りです。
<※2 参照元:経済産業省「工業統計調査」 2001年>
 一般的に「工業」と呼ばれているもので、定義としては下記の ①・②の両方の条件を備えている(事業所の)場合をいいます。

①主として新製品の製造加工を行う事業所
②製造加工した新製品を主として卸売する事業所


 大まかに言うと、「物を作り出し、それを販売する産業」です。
 経済産業省の定義によれば、生産だけでなく、販売まで行うとされています。

また総務省統計局の労働力調査(※3)によれば、日本の労働総人口約6,899万人に対し、1,000万人以上が製造業に就業しています。
このことから製造業は、日本経済の中心の一つといってよい主要産業ですね。
<※3 参照元:労働力調査(基本集計) 2020年(令和2年)9月分結果>

●製造業の代表的な種類
一口に製造業と言っても、その種類は多種多様です。
多くの人がイメージする車や家電製品の製造だけではありません。
身の回りの全ての物が、製造業から作り出されています。

ここでは、日本における代表的な製造業の種類を紹介していきます。(※4)
 
機械関連 機械関連の製造業では、機械品の設計から生産・組み立てなどを行います。
金属・鉄鋼関連 金属・鉄鋼関連の製造業では、機械や建築部品などに用いる金属・鉄鋼を製造しています。また使用済みの金属・鉄鋼のリサイクルもその一環です。
電子部品・電子デバイス関連 電子部品・電子デバイス関連の製造業では、スマホやパソコンなどの新製品およびその部品などを製造しています。
化学関連 化学関連の製造業で製造される製品は、洋服の繊維や食料品の原料などさまざまです。「化学関連」と聞くと一見何を作っているか分かりづらいですが、実は身の回りのさまざまな物の原材料を作っています。
食品関連 食品関連の製造業では、普段我々が口にする食品を製造します。お菓子やジュース、加工食品まで、範囲は非常に幅広いです。
建築・住宅関連 建築・住宅関連の製造業は、建造物の建築から資材の製造まで、該当業種が非常に幅広いです。また近年はリフォームの需要も増えているため、ニーズに合わせて企業の在り方も変化しています。
医薬品関連 医薬品関連の製造業では、病院で処方される薬や、ドラッグストアで販売される薬などを製造します。製造だけに留まらず、新薬の研究開発や臨床試験なども担います。

<※4 参照元:総務省 日本標準産業分類(平成19年11月改訂版)>

2. 製造業の名刺作成のポイント4選

ここまで、製造業についての基本的な情報を解説してきました。
では、製造業の方が名刺を作る上では何がポイントとなるのでしょうか?
絶対に押さえていただきたいポイントを4つお伝えします。

①名刺に記載する基本的な項目
製造業の名刺の中には、下記の11の情報や項目は入れておきましょう。

・会社名or事業所名
・会社のロゴ
・氏名
・所属している部署
・役職名や肩書き
・資格名
・電話番号orFAX番号
・携帯電話
・会社や事業所の住所
・メールアドレス
・会社URL

名刺は、連絡ツールですので「先方がどのような情報を知りたいのか?」という事を配慮して名刺作成するのがポイントです。

「総務課ラボ」豆知識でも「名刺に記載する情報」についてご紹介しています。
名刺に必ず載せるべき情報とは?名刺の内容についてご紹介!


②自社の製造内容に関連するイラストを挿入する
名刺デザインに自社の製造内容に関連するイラストを挿入する事で名刺交換した相手にユニークな印象を与え、そのあと名刺ファイルに保管しても目立つので、探しやすく視覚的にアピールできるしょう。
このようにブランディングの一翼を担うメリットもあります。


③会社が保有しているISO認証マークを名刺に挿入する
ISO認証とは国際的な認証であり、認証を受けたシステムや製品は、世界で通用するものとして認められたことになります。すると当然、認証を受けた製品やシステムの評価は上がり、それらを扱う企業の信頼性も高まります。
ISO認証の取得は自社サイトや広告媒体などでも明言できるので、ISO認証の取得が消費者の選択の決め手になり得る事もあるでしょう。
企業や製品、システムの価値上昇は、ISO認証取得における大きなメリットです。
それゆえに、会社が保有しているISO認証マークをを名刺に記載して、アピールする事は信頼性を高めることになるでしょう。
ただし、91mm×55mmという限られたスペースで、会社基本情報も記載するため、バランスや大きさを考慮してレイアウトする事が大切になりますので、印刷会社と相談しアドバイスしてもらう事をおすすめします。

④裏面を活用する
名刺は表面だけでなく、裏面に情報を記載することも大切です。
ここでは裏面を活かして製造業をアピールできる内容をご紹介します。

ⅰ営業品目
自社の営業品目を記載することにより、連絡ツールである名刺が販促ツールの役割を果たします。
これにより名刺交換した相手が、ホームページを検索せずとも簡単に、どんな品々を取り扱っている企業なのか把握でき、新たな契約に繋がっていく可能性も出てきます。

ⅱ英語表記
先述したように「モノづくり大国」と呼ばれる製造業は、日本の経済の中心とも言える産業です。
それゆえにグローバル企業も多く、また今後海外でもビジネスを展開したいと考えている企業も多いことでしょう。
英語はビジネスにおける国際語である、とよく言われているように、裏面に英語表記を記載しておくことによって、海外企業と名刺交換する際に役立つことになります。

ⅲ自社の製品づくりのモットー
自社の製品づくりのモットーを裏面に掲載することにより、名刺交換した相手に、競合他社との比較という観点でも訴求できるでしょう。
また創業何年・周年なども入れることによって、安心感・信頼感を与えます。
ブランディング効果も含めて、製品づくりに対するより熱い想いを伝えられることによって、商談成立に繋がることもあり得るでしょう。

ⅳ事業所(工場)一覧
事業所(工場)がある場合、それらを記載しておくことで、従業員数と同様に
会社規模感を把握してもらえる効果があり相手に安心感・信頼感を与えます。
事業所(工場)一覧を文字表記のみで記載する方法以外に、地図を使い、その中に事業所(工場)をポイントマークで記す方法にすると、オシャレな感じを演出できます。
その様なデザインをご希望の場合は、印刷会社やデザイン会社に相談してみましょう。

「総務課ラボ」豆知識でも「名刺裏面の有効活用」についてご紹介しています。
名刺の裏面を使って情報発信!有効活用アイディア6選をご紹介!

3.まとめ

今回は業種別の中でも多種多様な、製造業の名刺に焦点を当てて、業界内容もあわせてご紹介いたしました。
「どのように作成する事で製造業としての名刺をアピールできるか」を知っておくことで、初めて名刺作成に携わる総務のご担当者様や、現在の名刺担当者様も、是非今回の記事を参考に、名刺を作成していただけたらと思います。

総務課ラボでは名刺の作成もお手伝いしております。

・初めて名刺作成する
・認証マークを記載したい
・裏面を販促ツールとして営業内容、営業品目を記載したい

こういったお悩み、ご相談がある方は、是非お気軽に総務課ラボにご相談ください。



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