封筒用紙として代表的な「クラフト用紙」「ホワイト用紙」「カラー用紙」を紹介しましたが、ここでは機能面に注目して封筒の種類・材質を見てみましょう。
①透けない封筒
封筒に求められる機能性として「中身が透けない」ということがあります。
プライバシー保護封筒という名前を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
名前の通り、内容物の情報を保護する機能をもった封筒です。
封筒の内側にあらかじめ地紋を印刷したり、グレー色を薄く印刷することで、封筒の中身が透けて見えることを防止しています。
情報保護の観点からも、プライバシー保護封筒は今後の主流になる可能性があります。
用紙の色もホワイトやカラーなど豊富になってきているので、会社で使う封筒の選択肢に入れておきたい封筒用紙といえるでしょう。
▼「プライバシー保護封筒」については、総務課ラボの豆知識でもご紹介しています。
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②撥水性のある封筒
封筒の材質は「紙」ですので、水濡れによる破損や内容物の汚れなどの心配があります。
これを解消するのが、撥水性のある封筒です。
封筒用紙の表面に撥水加工をした封筒で、雨の日の郵便や、デスク上でうっかりこぼした飲み物などから封筒の内容物を守ってくれます。
印刷や筆記も通常の封筒と同様にできますので、用途や使用環境によっては撥水加工の封筒も検討してみましょう。
③抗菌性のある封筒
ウイルスや菌を寄せ付けない抗菌性をもたせた用紙を使用した封筒です。
紙そのものに銀イオンなど抗菌性のある素材を配合しており、清潔感のある白い用紙が主流です。
医療機関や学校など、手渡しによる書類のやりとりが多い場合に、感染症対策のひとつとして活用することができます。
あらかじめ「抗菌性がある封筒」であることの記載がされている封筒もあるので、安心感のアピールをしたいときは、抗菌表示があるものを選んでおきましょう。
▼「抗菌用紙」については、総務課ラボの豆知識でもご紹介しています。
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