皆さんは、ご自身の会社の名刺や、お客様から受け取った名刺のレイアウトが、縦型か横型なのかを気にされた事はあるでしょうか?
近年は横型名刺を使用する企業が圧倒的に多い中で、縦型名刺は何が良いのか?
どういう活用方法があるのか?
会社の顔である名刺は、ビジネスで多大な影響を及ぼす事になり得る大切な物です。
91㎜×55㎜という限られたスペースの中で、いかに会社や当該社員を好アピール出来るか、作成時に頭を悩ませているご担当者様は多いかと思います。

今回は、使用企業が少数派な縦型名刺に敢えて焦点をあて、特徴やメリット・活用方法をご紹介致します。
今後の名刺作成の際の参考にして頂ければ幸いです。

1.縦型名刺を使用している企業が少ない理由

日本で名刺が使用され始めたのは、19世紀初頭の江戸時代からであると記録されています。
当初は和紙に墨で名前を手書きし、訪問時に相手が不在だった際に、訪問したことを知らせるための手段として使われていたそうです。
江戸時代末期には、現在の形に近い、印刷された物が使われる様になり、名前の上に紋所が記され、訪日する外国人との接待時に名刺交換をして、交流を深める為に使用していたと云われています。
当時の日本は縦書きの文化だった為に、名刺も殆んどが縦型の紙に縦書きで名前を書いた物でした。
その後は、時代の変化と共に国際的な取引が活発さを増し、欧米文化の受け入れで英語表記や横書きの使用頻度が増えたため、横書きの名刺が使われる機会も増えてきました。
スペースの幅が広い横型のレイアウトにする事で、サイトURLやメールアドレス等、横書きの英語表記をスタイリッシュに表記出来るので、縦型で無理にレイアウトを組むより、見易さ・読み易さ・美しさに勝り、横型名刺が主流の現在に至る、という訳です。

2.縦型名刺の特徴

縦型名刺は、伝統的かつスマートな印象を与えやすいため、堅実さや誠実さ、或いはクールな印象を伝えたい時に最適です。
そして、毛筆書体のような日本古来の書体を使いたい場合、日本語は本来タテ表記されていたので非常にマッチします。
また、社名・肩書き・氏名・住所・電話番号の様な、基本情報をシンプルにアピールするのに適しています。
必要最低限のことを的確に伝えたい場合、採用する価値は十分にあります。

3.縦型名刺の4つのメリットで課題を解決

 ①少数派な縦型名刺は目立つ
新しく会社や部署を設立した時など、認知度UPの為の一手段として、名刺作成をお考えのご担当者様は多いかと思います。
近年は、企業の殆どが横型で名刺を作成している為、逆に縦型名刺は目立ちます。
商談の際の名刺交換時も印象深く、その後相手が名刺をファイルに収めてからも、少数派の縦型名刺は向きが違うため、目に付き易く・探し当てて貰い易いのです。

②名刺デザインのセンスをアピールできる
クリエイティブなお仕事をされている方など、名刺で同業他社と差を付けたいとお考えではないでしょうか。
縦型にする事で、横幅は短く限られたサイズになり、一行の文字数に制限が出てくる中、あえて横書きにする事で、名刺デザインのセンスをアピールできます。
名刺を渡した相手にユニークな印象を与え、ビジネスにも活かせます。
  
③堅実、誠実な印象づけを与える
会社を設立して名刺作成をする際、認知度がまだ無いゆえに、誠実なイメージや安心感を与える「縦型×縦書き」の名刺を、候補の一つとお考えの方もおられる事と思います。
大切な商談である程、互いに緊張はつきものですが、そんな不安をカバーしてくれる効果もあるでしょう。
縦型名刺の多くは、役員など重要なポストの方、また、和の雰囲気を重視する老舗等が利用しています。
堅実・誠実な印象を与える効果があるので、相手に安心感・信頼感を伝えたい業種である場合、一つは縦型の名刺レイアウトを作成しておくと、良いかもしれません。

④シニア世代の方に配慮できる
現在、日本の高齢化率は世界一位であります。
シニア世代・年配の方々を主要ターゲット層としたビジネスを展開していくにあたり、その年代のお客様に好印象を持って貰える名刺をどう作成するか、お悩みの担当者様もいらっしゃるかと思います。
ご年配の方々には、縦書きの日本語は見易く馴染み易い上、フォントサイズを大きくする等して、さらにストレス無く読み易いと好意的な印象を持たせる事ができます。

4.縦型名刺の2つの注意点

①アルファベットや数字は縦書きと相性が悪い
縦書きの名刺は、日本語とは相性が良いものの、サイトURLやメールアドレス等の英文との相性が悪いため、読み安さの観点から縦型名刺であっても横書き表記する事をおすすめします。

②情報量の多い名刺だとデザインの自由度が低い
メールアドレスやサイトURLを記載するため横書き表記にした時に、1行で収まらないものは改行が必要になりますが、アルファベットの改行は読みにくく、連絡ツールの役割を十分に果たせません。
また、それらに加え画像も入れたい等、情報量の多い名刺を作成したい場合は、横幅が狭いためスペースに対するデザインの自由度が低くなり、普通のレイアウトで個性を出すには不向きであるでしょう。
  

5.縦型名刺の活用具体例とポイント

ここでは、縦型名刺を「縦型×縦書き「縦型×横書き」に分けた活用具体例とポイントをご紹介致します。

①「縦型×縦書き」
堅実な印象を利用できるため役職として社長はじめ役員など重要なポストに
着いている方、業種としては公的機関、士業の方、これらの方はポイントとしてフォントも明朝体系列を使うと、より効果的であるでしょう。
次に、メリットでも書きましたが、ご年配の方々に配慮できるため、医療・福祉系の方にも向いています。
特に福祉系の名刺は、ポイントとしてフォントサイズを大きめにし、丸ゴシックを使うことで、優しい人柄や安心感を与える効果をもたらします。
近年、SDGsの取り組みで「環境に配慮した名刺」を使用している企業が多い中、こういった業種の方は「人に優しい名刺」を印象づける事で、さらに企業価値も上がる事に繋がるでしょう。

また業種に関係なく、「伝統的」「格式が高い」「古風」といったイメージを大切にする老舗のお店などは、「縦型×縦書き」の名刺が適します。ポイントとして書体は毛質体系列を使う事で、かなり希望に沿った雰囲気が出せます。
上記のような観点から堅実・誠実な印象を相手に与えたい方、クラシカルなイメージを重視する企業にも是非おすすめします。

 ②「縦型×横書き」
読み易さ・見易さよりも、お洒落さ・格好良さ・個性、を印象づけたいデザイン関連の業種の方や、社内でデザイナーの役割を担っている方は、この形式を採用している割合が多いです。
変わった名刺デザインで、センスの良さをアピールできます。
ポイントとして、あえてフォントサイズを小さめにする事で、スタイリッシュさやクールさを演出し、本来の仕事に期待を持たせる効果があり得ます。
名刺デザインを通じて、大きなビジネスチャンスを得る事に活かせるでしょう。
 

6.まとめ

今回は、企業での使用が少数派な縦型名刺に焦点を当て、様々な使用例等をご紹介致しました。
縦型名刺の特徴や、活用方法を知っておく事で、初めて名刺作成に携わる総務のご担当者様は勿論、現在は横型名刺を採用している企業の名刺担当者様も、「何をアピールする事でビジネスで役立てる事ができるか」という観点から、新たなオプションとして、縦型名刺の利用をご検討されてみてはいかがでしょうか?
近年は、多数派である横型名刺しか作成していない、という印刷会社もありますが、総務課ラボでは縦型名刺の作成もお手伝いしております。

・初めて名刺作成する
・縦型名刺を作成したい
・コスト削減を検討している

こういった、名刺に関するお悩みや、聞いてみたい事等がある方は、是非お気軽に
総務課ラボにご相談ください。

名刺作成のお悩み解決に WEB発注名刺印刷サービス「7card(セブンカード)」

名刺デザインの参考になる「名刺レイアウト集」

名刺の基本知識がわかる!7cardウェブセミナー(録画)