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  • いまさら聞けない!暑中見舞いの基本的な2つのマナーを解説!

1. はじめに

日本の四季の中で一番の暑さを誇る夏。
夏にはたくさんのレジャーの機会があり、またさまざまな催し物が行われます。
海に行ったり山に行ったり、お祭りや花火大会など楽しいことがたくさんありますね。
しかし、楽しいこととは裏腹にかなりの猛暑となるので、熱中症などの症状も起こしやすいので注意が必要です。
また、それだけ暑いと友人知人や遠くの家族、会社の同僚や上司の安否が気になるところでもあります。

今回はこのような時季に必要な暑中見舞いで使う基礎的な2つのマナーについてご紹介します。
この記事で「暑中見舞い」に関してしっかり学んでおきましょう。

2. 暑中見舞いとは

猛暑となる日本の夏は、何をしていても汗が出てきます。
そんな厳しい暑さの中で相手の体を思ったり、自らの近況報告を行うために暑中見舞いは用いられます。
暑中見舞いは、お盆の時の贈答習慣が簡略化されたものです。
もともとは祖霊へのお供え物であったものがお世話になった人への贈答習慣になりそれが簡略化されて現在の暑中見舞いになりました。
つまり、暑中見舞いは相手のことを思っての贈り物であると考えられます。

では、暑中見舞いを書くときに一番大切なことは何でしょうか。
それは、《常に相手のことを考える気持ち》です。
送る時期、送る文章など気にすることはたくさんありますがあくまでも暑中見舞いというものは【お世話になっている人への感謝状】という意味合いが強いものです。
ですので、あまりかしこまらず、しかし内容は美しく書けるようになりましょう。
内容や書き方など2つのマナーがありますのでしっかりと覚えましょう。

3. 暑中見舞いで覚えておきたい2つのマナー

こちらでは暑中見舞いで覚えておきたいマナーを2つご紹介します。

暑中見舞いは相手のことを思い、コミュニケーションを深めるツールとして用います。
主に友人に送るケースと上司や同僚など会社に送るケースがあります。
そちらをしっかりと分けて書けるようになりましょう。

一つ目は暑中見舞いの「時期」です。
暑中見舞いは基本的に夏の中でも最も暑さが厳しい小暑~立秋の18日間に出すのが基本とされています。
今年、2022年は7月20日~8月6日までになっていますのでそちらの時期に届くように出しましょう。

主に立秋が明けると暑中見舞いではなく残暑見舞いとなります。
残暑見舞いは8月中に届くようにするのが基本ですが、「暦的には秋にはなりましたが、まだ暑さが残っているのでお体に気を付けてください」という意味を添えて送ることが大事です。

二つ目は暑中見舞いの「書き方」です。
暑中見舞いの文章は、お見舞いの挨拶、時候の挨拶と主文、日付の3つの文章で構成されています。
こちらの3つの文章に共通していることは【句点】を使用してはいけない、ということです。
つけない理由としては「相手を見下す」、「区切りをつけない」という意味があるからです。
年賀状などの新年のお祝い事などで区切りをつけるというのはもちろんいいことではありません。
その風習が暑中見舞いにも適用されています。

お見舞いの挨拶では、《季節の挨拶》を用います。
こちらの書き出しでは、夏の暑さに相手のことを思いやる「暑中お見舞い申し上げます」と書くことが好ましいです。
また相手が目上の方の場合「暑中お伺い申し上げます」とすることで敬意を表すことができます。

続いて、時候の挨拶と主文です。
こちらでは相手の健康を思いやる言葉や自分自身の近況報告などを書きます。
必ず【相手のことを思いやる言葉が先】です。

また、主文では相手の無事を祈る言葉を書きます。
あくまでも暑中見舞いは相手のことを気遣うことが先決ですのでそちらは常に意識しましょう。
そして最後に日付です。
暑中見舞いの日付は詳細な日付は用いません。
主に、年号と季語、もしくは~年~月などといった形で記入します。
皆さんも相手に送るときはしっかりと決まりを守り《相手のことを思いやる》という気持ちをもって暑中見舞いを書きましょう。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。
暑中見舞いは夏場、相手のことを考えて送るものです。
友人や知人に向けて、会社の上司や同僚に向けてなど様々な場面で用いることができます。
年賀状などの文化は最近無くなってきてしまいましたが、送ってくれた方、送ってくれた会社のことは深く印象に残ります。
マナーを守り良好な関係を築きましょう。



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