今まで見てきたように、総務の仕事が大変な理由はたくさんあります。
しかし、仕事の習慣や心構えを変えるだけでも仕事に取り組みやすくもなります。
この章では総務の仕事をどのように乗り切れば良いのかを紹介します。
①会社の成長のために仕事をすると割り切る
総務の仕事を乗り切るためには、総務の仕事が会社の成長のためにあり、従業員のサポートをすることだと割り切ることが重要です。
自分の仕事の成果が他の部署の従業員から評価されていないと感じたら、総務の仕事の成果が会社全体の業績に直結していると考えるようにしましょう。
総務の支えがあってこそ、他の部署の仕事がスムーズに回るのだという考えを持ち、「会社全体の業務をより円滑にするためにはどのようなことに取り組めばいいのか」という視点で業務に取り組みましょう。
また総務があくまでもサポート業務だと割り切ることで、他部署からの多少のクレームは仕方ないと考えるようにしましょう。
営業職であっても、お客さんから様々なクレームを受けているはずです。
クレームの対応をしているのは総務だけではないと考え、広い心でサポートをしているば、評価をしてくれる従業員も増えるはずです。
②資料にミスがないか確認をする習慣をつける
作成するした資料を何度も確認する習慣をつけることで、業務のミスを減らすことができます。
資料を作成した直後に確認をすることや、他の人にも資料を確認してもらうことで一層ミスを減らすことが可能です。
資料のミスは大きな問題に発展する可能性があるので入念に行いましょう。
③書類の電子化をする
最後に紹介するのは書類の電子化による業務の効率化です。
労務管理や経費の電子化を進めることにより、他部署への資料の共有がスムーズになります。
書類の電子化のメリットは業務の効率化だけではなく、企業全体の総務の業務の理解を促進する効果もあります。
電子化された資料が他部署の従業員からも閲覧可能だと、総務の仕事内容や業務量を把握しやすくなります。
総務の仕事内容を他部署に把握してもらうことは、総務の評価の指標を作りやすくなるだけでなく、総務が欠勤した場合に他の従業員に仕事を変わってもらうことも可能になります。
総務のIT化については下記の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
総務のIT化とは?IT化による課題解決方法3選!